山を守る狸たちの戦いの舞台

ジブリ映画の平成狸合戦ぽんぽこは、昭和40年代の多摩丘陵が舞台になっています。物語は山の中で平和に暮らしてい狸たちが、多摩ニュータウン建設工事として山を開拓して住処を奪う人間たちに対抗するお話です。ある時まで平和に暮らしていた山の狸たちの間に餌不足による問題が起こり、縄張り争いに発展します。しかしその原因がふもとの町に住む人間によって山が削り取られつつあることを知り、狸たちは人間に対抗するために古に伝えられた「化け学(ばけがく)」と呼ばれる変化の術を習い、身に着けます。しかし中には変化が不完全であったり全く化けられない狸もいますが、化け学を駆使して超常現象を引き起こし人間を怯えさせることには成功します。やがて狸たちは四国の長老の力を借りて「妖怪大作戦」を計画します。化けられない狸たちは力を送ることにより全員が総力を結集させた計画を実行しますが、長老の1匹が亡くなってしまう上に畏怖の念を感じないばかりかテーマパークの宣伝にまで利用されてしまいました。化け学を使って人間生活に溶け込むしかないと助言されるも、過激派の狸たちは拒絶し玉砕を覚悟の上で人間に挑むも敗北してしまいます。残った穏健派の狸たちも敗北を確信し、最後の抵抗としてテレビクルーの前で本音をぶつけて全員の力を振り絞り人間たちに元の美しい自然の姿の幻を見せるのでした。この行いにより人間は狸と共生する配慮を見せ、わずかに残った自然には手を付けずに残すことになりました。

Copyright(c) 2016   たぬきが頑張るジブリ映画『平成狸合戦ぽんぽこ』   All Rights Reserved.